
一般社団法人日本映像著作権管理協会
Japan Copyright Agency for ¥Motion Pictures
映像クリエーターの権利を守り、創造を豊かに。
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一般社団法人日本映像著作権管理協会
Japan Copyright Agency for ¥Motion Pictures
映像クリエーターの権利を守り、創造を豊かに。
本協会は、映像作品の著作権を制作者(スタッフ・キャストなどのクリエーター)に保証し、利益を管理・配分することを目的とする組織です。残念なことに日本では映像クリエーターの著作権は事実として認められていません。他の芸術作品と異なり、映画やドラマの著作権はある理由によって歪められています。
今の映像業界は「見栄えのいい成人病予備軍」のようなものと言えます。世に出る時は、宣伝の力や有名役者の営業によって華やかに見えますが、それを下支えしている制作スタッフや多くの役者は疲弊しています。その上、精神的にもかなり疲れ、追い詰められています。
それはなぜなのか? 当然あるべき制作スタッフ・キャストの著作権が認められていないのです。 働いてもギャラは変わらず、作品がヒットしても基本利益の還元はありません。 更に作品の内容に関してもいろいろな人が口を出すので、クリエーターとしての力が発揮できず、作品に愛情も生まれにくくなります。これはクリエーターにも作品にも不幸なことです。
「製作委員会」は映画を作るときに中心になる任意団体です。この任意団体は日本にしか存在しません。 そしてこの任意団体が、制作スタッフの著作権を認めていないのです。 世界はというと「プロダクション(制作会社)」が投資金を集めて映画を作っています。アメリカも韓国も、ほぼ全ての国がこの方法です。そして、きちんと著作権が認められて、クリエーターたちが能力を思う存分発揮して映画を作ります。その結果、商業的に世界にも通じるものが作られ、大きな利益の還元があります。
ドラマについても全く同じことが言えます。海外では、局制(テレビ局の制作)ではなく、「プロダクション」が投資によって制作をし、権利を持って放送媒体に売っているのです。映画もドラマも同じ構図です。
日本人は「モノづくり」に長けています。お金がなくても頑張ります。でもお金が得られるならもっと頑張ります。やりたいことが自由に表現できるなら心血を注ぎます。そうすれば「見栄えのいい成人病予備軍」が真に健全な身体を取り戻し、再び世界で勝負ができる日本映画や日本ドラマになると信じています。本協会がその先駆けになることを願って。
一般社団法人日本映像著作権管理協会 代表理事 竹本克明
一般社団法人日本映像著作権管理協会(J.CAMP)では、著作権法に基づき、映像の制作者の著作権を認め、またこれを保護して利益の配分を行います。 著作権管理の範囲は日本で制作される作品のすべてとなります。 また、これまで作られた日本映画に関しても管理対象としますが、「製作委員会」によって作られたものは「製作委員会」の性格上、困難であることが予想されます。 今後、弊社が掲げている投資による映画制作(プロダクションシステム)が拡大されることによって管理作品が増えていくように努めてまいります。
当面は、適切であると判断した作品には本協会も投資して、売上を上げる作業も含めて行ってまいります。
また著作権配分につきましては、実務が進む中で個別にご提案させて頂きます。 尚、配分内容は基本的にすべての作品に共通とします。